ツィーター
CLT-3FV(Final Version)
生産完了モデル
音楽をよりクリアーに!
部屋いっぱいにサウンドステージを広げるための波動ツィーター
外観はスピーカー端子の変更以外は従来と同じですが、ネットワークに若干の改良を加えたことで、従来モデルを数割上回る音質改善効果を実現することに成功しています。 塗装が若干白っぽくなっていますので従来モデルと並べると、少し色が薄いように感じられますが、大きな違和感を感じさせるほどではないと思います。
※2014年中頃発売をめどに、新製品CLT-4の開発を進めています。開発中のCLT-4は従来モデルのパネルを90度回転させた横長パネルを搭載し、従来モデルより音質も改善できる見込みです。
商品名 | 販売価格(税込) | 試聴機貸出 | バージョンアップ | |
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CLT-3FV(ペア) | \138,000 |
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波動ツィーターの原理
コンサート会場でシンフォニーを聴いているとき、小さなトライアングルが他の楽器の音に埋もれずハッキリ聞こえることを疑問に感じたことはありませんか?身近な例では「風鈴」や「虫の声」も同じですが、なぜ「小さな楽器(小さな体)から発生する音」が「大きな楽器の音」と対等に、あるいはそれらよりもハッキリと聞こえるのでしょう?その秘密は、「音の立ち上がりの鋭さ=空気の圧力の高さ」にあったのです。
スピーカーと異なり、楽器の発音体はほとんど例外なく表面が波打つように振動する「波動モーション」で運動しています。「剛性の高い発音体が高速で振動する」この「波動モーション」では、空気が強く圧縮され「鋭い音(アタック)」が生みだされます。しかし、現在主流の「オーディオ機器の高音発生装置=ツィーター」のように剛性の低い薄い膜を「ピストンモーション」で往復運動させるだけでは「空気を十分に圧縮」できず、楽器と同じような「鋭い高音」が得られません。この「音の発生原理の違い」が楽器の生の音とスピーカーの音に違いをもたらし、スピーカーの音を弱々しく感じられる原因となっていたのです。
この欠点を補うため、CLTシリーズは楽器と同じ「圧力の高い音波」を作りだす装置として考案されました。CLTは従来の方式のスピーカーでは再現することが出来なかった「圧力の高い音波」を発生すると同時に、ツィーターとスピーカーの間の「重なる音域」を効果的にカットするように設計されています。CLTは、他のツィーターのように面倒なネットワークの調整や音量調整を一切必要としません。今お使いのスピーカーにCLTを並列接続するだけで、これまでのツィーターやスーパツィーターでは決して再現出来なかった「生の楽器に近い自然な音」と「空気感溢れる音の広がり」が再現されるのです。
ボーカルの細やかさと艶めかしさ、楽器のアタックの鮮烈さを同時に改善できる補助ツィーターは、AIRBOWの波動ツィーターだけです。長年のライバルとされていた(CLTの方が音はずっと良いですが)村田製作所が発売する「セラミック・ツィーター」も生産販売を完了した今、「芯のある高音」を出せるツィーターはAIRBOW 波動ツィーターを除いてほかにはありません。
電気的な特徴
- 面倒なネットワークの調整や音量の調整が不要。
- お手持ちのスピーカーと[並列]に接続するだけで使用できるので、専用のアンプを用意するなど余計なコストがかからない。
- シンプルな構造により、高い信頼性を確保。
音質的な特徴
- シンバルやトライアングルなどの打楽器を始め、バイオリン・ギター・吹奏楽器などあらゆる楽器の明瞭度が向上、音の力強さが改善され、再生音が圧倒的に生音に近くなる。
- 音の広がりや定位感が改善され、空間表現が自然になる。
- 音の躍動感が大幅に向上し、音楽が生き生きとする。
高音質へのこだわり
フレームへの吸音材の追加
フレーム内での不要な反射をおさえるためにフレームの袋部分に吸音材を充填しました。 音の広がりの自然さ、特に上下方向への広がりさらなる拡大し、音楽表現がさらに深くなりました。
CLT−1 | CLT−3 |
スピーカー端子のグレードアップとネック部分の強度向上
バナナプラグやYラグが使える高音質スピーカー端子を採用し、波動パネル取り付けネック部分の強度を大幅に向上しました。この改善により、明瞭度がさらに改善され聴感上の音質改善効果が大幅に向上しました。
CLT−1 |
CLT−3 |
オリジナルインシュレーターを採用
筐体を支える脚には、吟味された材料から削りだしたオリジナル高音質インシュレーターを採用。脚の位置も厳しいヒヤリングにより、前一点、後ろ2点設置とし大幅な解像度と明瞭度の向上を実現しました。
CLT−1 |
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CLT-3の接続方法
このツィーターにはネットワークが組み込まれています。ご使用中のスピーカーの入力端子(アンプからのケーブルを接続する端子)より、接続ケーブル(付属していません。オーディオ用のスピーカーケーブルをお使い下さい)を伸ばして、CLT-3の入力端子と接続してください。(電気的には並列接続になります)
※補助ツィーターとして設計されていますので、単体ツィーターとしての使用は出来ません。必ずスピーカーシステムと組み合わせて、同時に使用してください。
CLT-3の設置方法
CLT-3はお使いのスピーカーの天板の上に設置するか、もしくはツィーターのできるだけ近くに設置してください。
CLT-3の振動板(黒いカーボン・パネル)とお使いのスピーカーのツィーターの振動板の前後位置を合わせてください。(スピーカーを上から見たときにバッフルとCLT-3の振動板の前後位置が同じになるように設置してください。)
お使いのスピーカーがホーン型の場合は、高域のドライバーの振動板とCLT-3の振動板の前後位置を合わせてください。(スピーカーとの接続にはなるべく高品質のスピーカーケーブルをお使い下さい。)
スピーカーとの接続にはなるべく高品質のスピーカーケーブルをお使い下さい。
CLT−3の効果的な調整方法
別売り品の「レーザーセッター」を使うなどして、左右のスピーカーの位置関係を調整し、正確なステレオイメージが得られている場合には、CLT-3の数oの前後位置のずれが音場の広がりや低音の濁り、高音の鋭さに大きな影響を与える場合があります。
CLT-3をご使用になっても十分な効果が得られないと感じられる場合は、次のような方法で微調整を行えば、最良の効果を得ることが出来ます。
CLT-3振動板の角度の微調整
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付属の白い厚紙をCLT-3の横に立て、フレームが底板に対して正確に直立しているかチェックします。<1>
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もし振動板が前や後ろに傾いていたら、厚紙とフレームが平行になるように、底板を片手で押さえながらもう片方の手でカーボン・パネルの振動板を押さないように注意しながらフレームの上部を前後に振って(押し/引いて)フレームが正確に直立するように<3>フレームの角度を調整してください。
CLT-3の前後位置の微調整
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どちらかのスピーカーの音を消し、必ず片方だけの音を聴きながらCLT-3を前後に動かし最適な位置を探ります。音を聞き分ける時に注意するポイントは、 CLT-3が前過ぎると高音が「CLT-3の振動板」から聞こえ、逆に後ろ過ぎるときには「スピーカーのツィーター」から聞こえることで判断します。 CLT-3とツィーターの中間あたり(指の位置) から高音が聞こえる位置が最適なポジションです。
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この調整を左右別々に行い、位置調整後のCLT-3の位置が左右でほとんど同じになっていることを確認し、もし左右で位置が大きく違うようなら作業をやり直してください。
仕様
形式 | NXT方式フラットパネルスピーカー | 振動板 | カーボンコンポジット製4p×12p | インピーダンス | 5Ω以上 | 再生周波数帯域 | 7-50KHz以上 | 定格入力 | 3W(連続) | 外形寸法 | W16.0xH21.1px18.5p / 重量:4kg |
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