ネットワークプレーヤー
MSP-i5・MSS-i5(i3) MSHD
圧倒的高音質を実現するオーディオ専用OSを搭載・リアルミュージックPC
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商品名 | 販売価格 (税込) |
試聴機貸出 | 満足度保証 | - | - |
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MSP-i5 MSHD | ¥324,000 |
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MSS-i5 MSHD | ¥259,000 |
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MSS-i3 MSHD | ¥216,000 |
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>>対応モデル一覧を見る |
※MSHDはiCat INCの登録商標です。キーボード・マウスは付属しません。
PC・ネットワークオーディオの音質向上には、PC(NAS)が重要です
CDからデジタルデーター(音楽ファイル)をエラーなく読み取るだけなら、1万円程度のCDプレーヤーでも可能です。ではなぜオーディオ機器には、100万円を超えるCD/SACDトランスポーターが用意されているのでしょう?それは「CDトランスポーター(CD読み取り装置)」で音質が大きく左右されることを、オーディオマニアが知っている(認めている)からです。このようにオーディオ機器には、高音質なデジタルの送り出し「専用モデル」が存在します。ところが、PC・ネットワークオーディオの世界には、オーディメーカーが製作した「高音質PC」、「高音質NAS」が存在しません。その一番大きな理由は、PCとオーディオのノウハウを合わせ持つメーカーが存在しないからです。そこでAIRBOWは、ソフトウェアに造詣の深いI-Catと共同開発で「音楽再生専用PC」の製品化を行いました。それが、2013年末に発売したMSP/MSS Seriesです。
I-CATが開発した「MSHD」は、OSの中で処理がシンプルで高速な64bit Real Time Linuxのカーネルを「オーディオ用」に特別にチューンしています。Windowsやチューンしないカーネルを搭載するLinuxのとは違い、バックグラウンドの割り込みが少ない「MSHD」は、オーディオ用とされているASIOやWASAPIよりも遙かに大きな音質改善がもたらします。この高音質OS/MSHDを消費電力が少ない(ノイズの発生が少ない)高速度なハードウェアに搭載しているのが、MSP/MSS Seriesです。これらのモデルは、現在考えられ得る「最高音質」をPC・ネットワークオーディオで実現します。接続ケーブルやDACへの投資よりも遙かに効率的に音質を改善する、MSP/MSS Seriesを「多機能デジタルトランスポーター」としてお使い頂ければ、あらゆるPC・ネットワークオーディオ機器は画期的な高音質を発揮します。
高音質オーディオ専用OS(i CAT/MSHD)と必要なアプリケーションを搭載しました
AIRBOW MSP/MSS Seriesには、MSHDに合わせてすぐに使える各種の再生ソフトやLinuxアプリケーション、さらに製品を使いやすくするための機能と設定が本体内蔵のSSDに搭載してあります。電源を入れ1TBの容量を持つHDDエリアに音楽データーをLANで転送して頂ければ、高音質のDLNAネットワーク・デジタルサーバーやHDMI・USB出力のデジタル・トランスポーターとしてお使い頂けます。
さらに2013年12月に追加発売した、「MSP-i5 MSHD 」は、CD/DVD/BD(BDはソフトウェアが対応しないため再生できません)に対応するドライブを搭載し、CD/DVDのリアルタイム再生やCDのリッピング、CD-R・DVD-Rへのデーターのライティングが可能です。
DLNA1.5準拠 ネットワークサーバー機能
MSP/MSS Seriesは「DHCP」の環境下であれば、有線LANケーブルを接続するだけでDLNA1.5準拠のプレーヤー(ネットワークプレーヤー、TV、レコーダー)からネットワークServerとして認識されるようにOSを設定してあります(固定IPアドレスでの運用もさほど難しくはありません)。
一般的なNASも同様の機能を持っていますが、MSP/MSS Seriesとは音質は無論、データベース構造の変更やデータベース内に収録したコンテンツ数の上限や読み込み速度には相当な違いがあります。高性能PCをベースにしたMSP/MSS Seriesならデータベースの構成の変更や読み込みなどがNASに比べ遙かに簡単で早く、ファイル数の制限もありません。
- ファイル転送を快適にするため1000Baseのルーターお使いください。
- MSP/MSS Seriesが転送できる音声ファイル形式には、ほとんど制限がありません。クライアント・プレーヤーがハイレゾやDSDに対応していれば、ハイレゾ・DSDファイルを転送することも可能です。
- 各種の静止画や動画ファイルにも対応していますので、DLNA1.5準拠のレコーダーやTVを接続していただければ、静止画や動画もお楽しみいただけます。
- ルーターに無線LAN機能があれば、スマートフォンやi-OS/Androidを搭載するワイヤレス端末でMSP/MSS Seriesに保存したファイルを再生できます(端末にDLNAプレーヤーソフトのインストールが必要です)。
- 知識があれば(サポート対象外)、MSP/MSS Seriesをインターネットに接続しクラウドサーバーとしてもお使い頂けます。
ネットワーク(DLNA) 動作確認機種一覧表
MSP/MSS SeriesはDLNA1.5準拠のLAN出力を備えていますが、DLNA1.5対応オーディオ機器のすべての動作を保証するものではありません。それは、音楽データー以外のコントロール信号などにメーカー独自の信号が使われることがあるためです。「繋がったけれど上手く動かない」。こんな不便を避けるために、MSP/MSS Seriesは各社から発売されているDLNA対応機種との接続を確認し、本体側の設定を追加することで快適な動作を実現しています。対応モデルと再生可能な信号の種類の一例を表にまとめました。(表の中の数字は、再生可能な最大サンプリング周波数/kHzです)
モデル | AAC | MP3 | WMA | WAV | FLAC | AIFF | ALAC | DSD |
marantz製品 | ○/44.1 | ○ | ○/44.1 | ○/192 | ○/192 | ○/192 | × | × |
AIRBOW製品 | ○/44.1 | ○ | ○/44.1 | ○/192 | ○/192 | ○/192 | × | × |
Pioneer/2013年モデル | ○/44.1 | ○ | ○/44.1 | ○/192 | ○/192 | ○/192 | ○/96 | ○/dff |
Pioneer/それ以外 | ○/44.1 | ○ | ○/44.1 | ○/192 | ○/192 | ○/192 | ○/96 | × |
YAMAHA製品 | ○/44.1 | ○ | ○/44.1 | ○/192 | ○/192 | × | × | × |
DENON製品 | ○/44.1 | ○ | ○/44.1 | ○/192 | ○/192 | ○/192 | × | × |
※市販DLNAサーバー機能を持つNASでDSD信号対応モデルは、Buffalo製品が世界初を謳っていますが、AIRBOW MSP/MSS Seriesはそれよりも早く、DSD対応を確認しています。
USB / HDMIデジタルアウト機能
MSP/MSS Seriesには2系統のHDMI、3系統のUSB端子が備わります。それらの端子に直接AVアンプやUSB/DACを繋いで音を出せますが、接続時には上部メニューから「スピーカーの設定」を選び接続機器の切り替えを行う必要があります。しかし、MacよりもWindowsに近いGUI(ユーザーメニュー)を搭載するMSP/MSS Seriesなら、始めてLinuxをお使いになる方でも戸惑わず操作して頂けると思います。 DLNA接続時はクライアント側の機器が対応する場合のみ複雑なプレイが行えますが、HDMI/USB出力なら機器を選ばず複数ファイルの連続演奏やプレイリストによる楽曲再生が自由に行えるので便利です。
DLNAでは192kHz/24bit、DSDファイルの出力が自動で切り替わるMSP/MSS Seriesですが、Linuxの仕様上HDMI/USBでは出力周波数が「44.1kHz」に固定されています。ハイレゾファイルのより高い周波数での再生をお望みの場合、MSP/MSS Seriesが標準で搭載する「VLC Media Player」を起動、設定から「Audio Output Module」で「ALSA Audio Output」選び、接続機種を指定して頂ければHDMI接続ならアンプが対応していれば最大192kHzまで出力周波数が自動的に追従します。USB接続では、MSP/MSS Seriesが搭載するALSA音声出力ドライバーが対応する機種に限りますが、HDMI出力と同様に最大192kHzまで出力周波数が自動的に追従します。
最新モデルでは音楽再生ソフトとして、音が良いと評判の「HQ Player(英語版)」が搭載されています。このソフトを使えば、USB接続でDSD、PCMの様々な出力が可能となります
HQ Player 対応表
モデル |
再生周波数 |
|||||||
44.1 | 48 | 88.2 | 96 | 192 | 384 | DSD2.8M | DSD5.6M | |
marantz:SA11S3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | 未対応 | |
marantz:SA14S1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
marantz:NA11S1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
marantz:NA8005 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
marantz:HD-DAC1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
Esoteric:K05 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | 未対応 | |
Esoteric:K07 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | 未対応 | |
Pioneer:N50 | ☓ | ○ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | 未対応 | |
DENON_DA-10 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
Phasetek:HD7A192 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | 未対応 | |
Teac:UD-501 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
Luxman:DA-200 | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ☓ | 未対応 | |
Audiolab:M-DAC | ○ | ○ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | 未対応 | |
CEC:DA3N | ○ | ○ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | 未対応 | |
CEC:CD5 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
YAMAHA:CD-S3000 | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | 未対応 | |
Hegel:HD11 | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ☓ | 未対応 |
「VLC Player」の動作確認機種を下記の表にまとめました。表の中の数字は再生可能な最大サンプリング周波数/kHzですが、2013年に発売された新製品から、ハイレゾ対応が難しくなっているようです。しかし、marantz SA11S3(AIRBOW SA11S3 Ultimate)を使ったテストでは、192kHz出力と44.1kHz出力では、ほとんど音質差がありませんでした。また、他のPC・NASを使ったハイレゾ出力よりもMSP/MSS Seriesの44.1kHz出力が明らかに高音質でした。MSP/MSS SeriesならハイレゾやDSDにこだわらなくても高音質が実現しますので安心してお使いくださいませ。
また、NA11S1やNA7004のように「ネットワーク端子/LAN端子」を搭載する製品であれば、LAN接続でハイレゾファイルやDSDファイルがそのままの周波数で再生できますから、そちらの接続をご利用ください。こちらもテストしましたが、USB/44.1kHzとLAN/192kHzの音質差は僅かでした。
下記の対応表は「VLC Medi Player」を使った場合のものです。 2014年モデルからは、標準搭載している高音質音楽再生プレーヤー「HQ Player」を お使い頂ければ、ほとんどのDACでハイレゾをお使い頂けます。 またDSDもネイティブで再生できます。 現在対応表を準備中です。 お急ぎの場合には、逸品館までお問い合わせ下さいませ。
VLC Player 対応表
モデル | AAC | MP3 | WMA | WAV | FLAC | AIFF | ALAC | ogg |
marantz:SA11S3 | ○ | ○ | ○ | ○/192 | ○/192 | ○ | ○ | ○ |
marantz:NA11S1 | ○ | ○ | ○ | ○/44.1 | ○/44.1 | ○ | ○ | ○ |
marantz:NA7004 | ○ | ○ | ○ | ○/96 | ○/96 | ○ | ○ | ○ |
Esoteric:K-07 | ○ | ○ | ○ | ○/192 | ○/192 | ○ | ○ | ○ |
Esoteric:K-05 | ○ | ○ | ○ | ○/96 | ○/96 | ○ | ○ | ○ |
Pioneer:N50 | ○ | ○ | ○ | ○/192 | ○/192 | ○ | ○ | ○ |
Ratoc:RAL-2496HA1 | ○ | ○ | ○ | ○/96 | ○/96 | ○ | ○ | ○ |
Ratoc:RAL-24192UT1 | ○ | ○ | ○ | ○/44.1 | ○/44.1 | ○ | ○ | ○ |
Phasetek:HD7A192 | ○ | ○ | ○ | ○/44.1 | ○/44.1 | ○ | ○ | ○ |
Teac:UD-501 | ○ | ○ | ○ | ○/44.1 | ○/44.1 | ○ | ○ | ○ |
Luxman:DA-200 | ○ | ○ | ○ | ○/96 | ○/96 | ○ | ○ | ○ |
Audiolab:M-DAC | ○ | ○ | ○ | ○/44.1 | ○/44.1 | ○ | ○ | ○ |
CEC:DA53N | ○ | ○ | ○ | ○/48 | ○/48 | ○ | ○ | ○ |
CEC:DA3N | ○ | ○ | ○ | ○/96 | ○/96 | ○ | ○ | ○ |
YAMAHA:CD-S3000 | 接続不可 |
リモートデスクトップ機能
MSP/MSS Seriesには、「リモートデスクトップ機能」も備わります。Windows PCなら端末にフリーソフトの「VNC ビューワー」をインストールし、MSP/MSS Seriesの付属説明書通りに操作するだけでネットワーク上にある他のPCからMSP/MSS Seriesを操作できます。Apple系のPCからも(接続ソフトが有料になります)同様にMSP/MSS Seriesを操作できます。 廉価なタブレットPCをMSP/MSS Seriesの「リモコン」としてご用意頂ければ、MSP/MSS Seriesは非常に多機能な「デジタル・トランスポーター」として大変便利に機能します。
サポート・アフターサービス
始めてお使いになる「Linux PC」をよりスムースに活用して頂くためMSP/MSS Seriesには、詳しい説明が付属しますが、ご購入前に「説明書」やFAQに目を通したいとお考えなら「http://www.digital-ee.com/service.html」にアクセスして下さい。詳しい情報をご覧頂けます。
※オーディオ機器に比べPCやOSは遙かに速く変化しますが、MSP/MSS Seriesは動作不良の原因となるためOSや搭載ソフトの「自動アップデート」を禁止し、大きな改善が見込まれる場合のみ「OS有償アップデート」を予定しております。また、商品の性質上、MSP/MSS Seriesのプラットフォームや仕様は予告なしに変更することがあります。
主な仕様
MSP i5モデル
Processor | Intel i5 |
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Memory | 4GB |
Memory | SSD(System) +HDD(1TB/Data) |
Display Port | mini HDMI(1.4a)×1、mini Display Port×2 |
USB | USB2.0×2(リア)、USB3.0×1(フロント) |
LAN | Wired Ethernet(1000Mbps)×1、DLNA 1.5準拠 |
OS | MSHD(iCAT/AIRBOW Special Version V2.0) |
消費電力 | 最小18W〜最大30W(平均約20W) |
付属品 | 専用ACアダプター |
MSS i5 (i3) モデル
Processor | Intel i5(i3) |
---|---|
Memory | 4GB |
Memory | SSD(System) +HDD(1TB/Data) |
Display Port | HDMI(1.4a)×1、mini Display Port×2 |
USB | USB2.0×2(リア)、USB3.0×1(フロント) |
LAN | Wired Ethernet(1000Mbps)×1、DLNA 1.5準拠 |
OS | MSHD(iCAT/AIRBOW Special Version V2.0) |
消費電力 | 最小18W〜最大25W(平均約20W) |
付属品 | 専用ACアダプター |
メディア・レビュー
「Gaudio(共同通信社様)」のWebサイトに「AIRBOW MSP-i5 MSHD」のレポートが 掲載されました。 リンクはこちら