CDプレーヤー
CD-1.spec2000
生産完了モデル
細やかで美しい音を再現するCDプレーヤー
商品名 | 発売時定価(税別) | バージョンアップ | CD-1.spec2000 | \290,000 |
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SACDやDVDオーディオをご検討頂く前に知って欲しいことがあります。現行CDからここまでの音が出せることをご存じですか?
CD特有の粉っぽさや硬さ、広がりのなさ・・・、そういう今までのデジタルのマイナスイメージをすべて払拭し、良い意味でアナログレコードに近いデジタルの悪習から完全に脱却したCDプレーヤーがCD−1.spec2000なのです。従来のCDプレーヤーの解像度や情報量を「地上波放送TV」に例えるなら、このCDプレーヤーは「デジタル・ハイビジョン」に匹敵するほど細やかで美しい音を再現します。
音質ポイント
徹底的なヒヤリングの実施
初代のCD-1から通算して約2年半の開発期間中に積み重ねた、地道なヒヤリングの成果で内部回路の時定数や部品と音質の関係は大部分が解明されていました。そこで今回、CD-1.spec2000の音決めにあたっては、さらに細やかな内部部品の選択や内部配線ケーブルの方向性まで考慮した徹底的なヒヤリングを実施しほぼ納得のゆく、ゆるぎない最適な音質バランスを得ることに成功しました。
価格という枠を外しても、音楽を楽しむために十二分な性能と完全な音質バランスを持つこのCDプレーヤーの音楽性は遙かに高額なCDプレーヤーシステムを軽々と凌駕するでしょう。
合理性
AIRBOW製品は他メーカーの高額な製品とはひと味違う高音質ですが、その最も大きな理由は「ヒヤリング中心の合理的な設計」にあります。私達が音楽を聴きながら眠ってしまうと音は聞こえなくなるのに、音を聞いていない夢の中で音楽を聴くことがあります。それは私達が「心(脳)の働きによって音楽」を聞いている簡単な証拠なのですが、このように私達が聴いている「音」のみならず、私達が感じている「現実」そのものですら、すべて自分の心(脳)が作りだしたイメージ、つまり「物理的な音」に「心理的な要因」が加わって初めて「私達が聞いている音」が成り立っているのです。そこで、AIRBOW製品の開発はこの単純で確実な「事実」を念頭にパーツ
や回路を選ぶ段階から公正で厳しい「ヒヤリング」を基本に論理性を持った開発が行われています。結果として選ばれた回路は非常にシンプルになり、無駄なコストがほとんどかかりません。パーツ点数も少なくなるので、一つずつに最高のパーツを奢ってやることも可能になります。それが低価格で高音質を実現する秘訣なのです。
しかし、現在市販されている高額な製品の多くが、オーディオの設計や音決めを行うときに私達の感覚と一致しづらい「物理的な音(測定データー)」を盲信し、ヒヤリングに基づかないデーターや価格だけで部品を選んでいたり、測定データーを向上させるためだけに無意味で複雑な音の悪い回路を搭載していたり、新技術を絶対視するなどずいぶん回り道をしているように思えるのです。AIRBOW製品はまず何が必要で、そのためには何をなすべきかを十分に検討した上で、最も効率的な方法で生産されます。そのために実施するテストは、天文学的な膨大な量にのぼりますが、どのような場合にも、必ず「聴いて確認する」姿勢を最重要視しています。
技術ポイント
D/Aコンバーターとオーディオ出力
D/Aコンバーターには、音楽性の高いマルチビット方式+レベルシフト方式を搭載し、デジタルフィルターの時定数も測定上の歪みが増加するのを承知の上であえて聴感上音の良い4倍オーバーサンプリングを採用しています。
D/Aコンバーターから出力されるオーディオ信号の純度を損なわないために増幅回路を省きました。そのため出力電圧は他のCDプレーヤーよりも低めとなっていますが、危惧される低音が出ない・力がないなどの障害は全く認められず、余計な回路を介さないことで「従来のCDプレヤーよりも純度の高い音」をお楽しみいただけます。
逆に小出力のメリットとして、アンプのボリュームを上げられることで「小音量時のボリューム調整が行いやすくなる」・「アンプのボリューム部分での音質劣化を低減できる」などの効果があげられます。
クロック発振精度の向上と同期
トランスポーター部の回転系の制御や、信号読みとりレンズの制御およびデジタル信号の復調 行うICのシステムクロックと、D/Aコンバーター部のシステムクロック発振回路は不要な干渉を避けるためそれぞれに個別の発振回路を設け、独自の手法でクロック発振時の精度と安定性を大幅に向上させています。
また、すべてのシステムクロックの立ち上がりのタイミングを合わせるために内部でGEN−ROCK(同期)をかけています。これらの技術は再生される音の透明度や繊細感の向上に大きく寄与しています。
この仕組みを簡単に説明するなら、「バラバラの振り子が一本の糸で繋がれた」とお考え下さい。 従来は、それぞれにフリーだった発振子を電気的に接続し、その「発振」を「強制的に同期」させることで、「振り子の振れるタイミングをまったく同じ」にしています。ジッターを減少、あるいは抑制するためには、精度の高い「発振子を一つ」採用するよりも、合理的(安価に実現可能)で効果の高い方法です。
インバータ電源の採用
D/Aコンバーター回路とデジタル制御IC回路の電気は内部に新設したインバーター電源ユニットにより供給されています。それまでの電源に比べ、瞬時電源供給能力が高い強力なインバー
ター電源ユニットの採用で立ち上がりの鋭さと柔らかさ、微少信号の分解能力が飛躍的に向上しました。
また、デジタル回路に新たな電源を設けたことで、従来はデジタル回路と電源供給を兼ねていた通常電源回路を大電力を必要とするモーター駆動回路専用とすることができ、全体の電源供給能力が大幅に向上しました。
さらに、デジタル回路とモーター駆動回路の電源を完全に分離したことで電源の相互干渉が激減 し強力でノイズの少ない、ほぼ理想的な電源回路が実現できました。
仕様
オーディオ出力 | RCA(アンバランス)0.85Vrms | デジタル出力 | RCA同軸出力 75Ω/0.5 Vp-p:TOSリンク出力-15〜-21dBm(660nm) XLRバランス出力/3Vp-p |
駆動方式 | ベルトドライブ方式CDプレーヤー | D/Aコンバージョン | Fixed 18Bit | デジタルフィルター | 4-times oversampling | ディ・エンファシス | デジタルフィルターによる | エラー訂正方式 | CIRC | カラー | ゴールド仕上げ | 消費電力 | 14W | 付属品 | リモコン付 | 寸法/重量 | 435(W)×100(H)×290(D)o / 9.8s |
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